絶滅の先のハナシ
AKI INOMATA、平子 雄一、森本 啓太
Photo by Osamu Sakamoto
10月27日より、AKI INOMATA、平子雄一、森本啓太による展覧会「絶滅の先のハナシ」を開催いたします。
「絶滅の先のハナシ」
AKI INOMATA
1983年 東京都生まれ、東京を拠点に活動。
2008年に、東京藝術大学大学院 先端芸術表現専攻を修了する。
人間以外の生物や自然との関係性から生まれるものを、作品として表出する。
進化の時を超えてタコとアンモナイトを出会わせる「進化への考察 #1」、世界各地の都市から都市へと移り住むようにヤドカリが透明な殻を引っ越しし続ける「やどかりに『やど』をわたしてみる」、真珠貝に小さな立体を挿核し貨幣の肖像となった人物をモチーフに真珠をつくる「貨幣の記憶」など、生きものと共に制作した作品を多く発表している。
平子 雄一
1982年 岡山県生まれ、東京を拠点に活動。
2006年にイギリスのウィンブルドン・カレッジ・オブ・アートの絵画専攻を卒業する。
植物や自然と人間の共存について、また、その関係性の中で浮上する曖昧さや疑問をテーマに制作を行う。
観葉植物や街路樹、公園に植えられた植物など、人によってコントロールされた植物を「自然」と定義することへの違和感をきっかけに、現代社会における自然と人間との境界線を、作品制作を通して追求している。
森本 啓太
1990年大阪生まれ、東京を拠点に活動。
2012年にオンタリオ芸術大学(現在のOCAD大学)で美術学士号を取得。
森本は風景画や人物画を、レンブラントやエドワード・ホッパーを連想させるドラマチックな光の表現を用いて、古典的な技術を現代に持ち込み、ありふれた街並みを劇的な世界へと変貌させる。
自動販売機やファストフード店、駐車場といった日常的な主題に焦点を当てることで、森本は現代の生活における構造的な脆弱性や道徳的規範に疑問を投げかけている。
「光」という歴史的にも象徴的なモチーフを扱うことで、自然で神秘的な意味合いを消費社会と産業文化の製品に結びつける。
また会期初日である10月27日(金)には、16時30分から20時までオープニングレセプションを開催いたします。
この機会にぜひお立ち寄りください。
- 展示会名
- 絶滅の先のハナシ
- 会期
- 2023/10/27-2023/12/16
- 作家名
- AKI INOMATA、平子 雄一、森本 啓太