Somatic Modes of Attention
名和晃平、ブルノ・ボテラ、ロバート・プラット
写真:顧剣亨
MtK Contemporary Artでは、5月2日(木)より6月1日(土)にかけて、現代美術作家のブルノ・ボテラ、名和晃平、ロバート・プラットによる展覧会「Somatic Modes of Attention」を開催いたします。「Somatic Modes of Attention」は、ブルノ・ボテラ、名和晃平、ロバート・プラットの3名のアーティストによる作品の混成体であり、それらは複雑かつ具現化された多様な知覚作用によって鑑賞者を惹きつける。彼らは、視覚の不確定性および、曖昧かつ直感的な印象を戦略として意識的に用いている。これによって、私たちの環境に対する潜在意識的・身体的両面における理解を引き出すともに、自身の身体を通じて(他者の存在を含む)周囲に注意を向けることが、ロゴス中心的かつ過剰な横行を見せる視覚文化の中において、いかなるオルタナティヴな関心のモードをもたらすことができるのかを問う。彼らにとって、光と影、明瞭さと不明瞭さ、出現と消失における直感的な移り変わりは、ゆっくりとした注意深い視覚を生み出し、人間の知覚と認識の曖昧で不確かな側面が持つ価値を明らかにする。データや認識論の持つ普遍的な明瞭さとは対照的に、彼らは私たちを移りゆく幻想のような、超現実的でパラレルな世界へと没入するようにいざなう。
ブルノ・ボテラ (BRUNO BOTELLA)
アーティスト
1976年フランス、サルセル生まれ。パリ国立高等美術学校および、ニューヨークのクーパー・ユニオンのThe School of Artを卒業。主な展覧会に、銀座メゾンエルメス(東京・2023年)、ルフィーノ・タマヨ美術館(メキシコシティ・2018年)、Centre d'Art Neuchâtel(ヌーシャテル、2017年)、パレ・ド・トーキョー(パリ、2015年)など。作品はCentre National des Arts Plastiques(パリ)、Fondation Galeries Lafayette(パリ)、ルフィーノ・タマヨ美術館(メキシコシティ)などに収蔵されている。現在は京都に在住し制作を行なっている。
名和晃平
彫刻家/Sandwich Inc.主宰/京都芸術大学教授
1975年大阪生まれ。2003年、京都市立芸術大学大学院美術研究科博士(後期)課程彫刻専攻修了。2009年、Sandwichを創設。主な展覧会に、Pace Gallery(ソウル・2023年)、Pace Gallery New York(ニューヨーク・2022年)、金沢21世紀美術館(金沢・2019年)、ルーヴル美術館(パリ・2018年)、東京都現代美術館(東京・2011年)など。作品はメトロポリタン美術館(ニューヨーク)、ビクトリア国立美術館(メルボルン)などに永久収蔵されている。京都と東京を拠点に活動。
ロバート・プラット (ROBERT PLATT)
アーティスト/九州産業大学教授
1974年イギリス、ロンドン生まれ。2001年、Royal College of Artの修士課程(絵画)を修了。2009年、京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程修了。主な展覧会に、第一生命ギャラリー東京(東京・2022年 )、京都市京セラ美術館(京都・2022年)、Torrance Art Museum(カルフォルニア・2021年)長浜市曳山博物館(滋賀・2018年)、University of Michigan(ミシガン・2018年)など。
会期初日である5月2日(木)には、17時よりオープニングレセプションを開催いたします。この機会にぜひお立ち寄りください。
- 展示会名
- Somatic Modes of Attention
- 会期
- 2024/05/02-2024/06/01
- オープニングレセプション
- 2024/5/2 (木) 17:00-
MtK Contemporary Art - Cosed on
- Sundays
- Temporarily closed on
- 2024/05/08
- 作家名
- 名和晃平、ブルノ・ボテラ、ロバート・プラット