Photo by Mikoto Yamagami

「young okazaki vol.3」第3回目となる本展では、鮫島ゆい、品川亮、油野愛子を紹介。鮫島は、「依り代」と称する立体物を制作。そこから得たイメージをもとに絵画へ展開し、呪術的な“みえざるもの”に形を与えます。品川は、東洋絵画の様式に近代美術の技法や現代性を取り入れることで、「今の日本人が描く日本の絵画」を作り出します。油野は、幼少期に親しんでいた玩具をモチーフに、自身の内的葛藤を絵画や立体などの幅広いメディアで表現しています。草木の緑が一段と色濃くなる季節に、3 人の作家の力強い表現をぜひご覧ください。

油野 愛子 | Aiko Yuno
1993年大阪府生まれ。2018年京都芸術大学大学院美術専攻総合造形領域修了。
2017年ロイヤル・カレッジ・オブ・アート（ロンドン）短期留学。2018年関渡美術
館交換派遣研究員レジデンスプログラム（台湾）参加。
近年の主な個展に、When I’m small / 小さかったころ（小山登美夫ギャラリー、東京、
2021年）など。近年の主なグループ展に、油野愛子・顧剣亨HOW TO RECORD THE PAST, HOW TO LET GO THE PAST? どうやって過去を手放そうか。（CADAN 有楽町、東京、2023年）、Kyoto Perspective（ANB Tokyo、東京、2021年）、CAF賞入選作品展覧会（代官山ヒルサイドフォーラム、東京、2017年）、群馬青年ビエンナーレ（群馬県立近代美術館、群馬、2019年）など。

品川 亮 | Ryo Shinagawa
1987年大阪府生まれ。2016年京都造形芸術大学大学院芸術表現専攻ペインティング領域修了。
近年の主な個展に、伏線 (Eslite Gallery、台北、2022)、踏青(MITSUKOSHI CONTEMPORARY GALLERY、東京、2022)、LANDSCAPE(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京、2021)など。近年の主なグループ展に、じねんのいのち(CADAN有楽町、東京、2021)、VOLTA New York (Metropolitan West 、ニューヨーク、2020)など。