mtk+第11回目となる本展覧会では、現在京都を中心に活動する作家、御村紗也による展覧会を開催します。

御村 紗也 | Saya Mimura

1997年 三重県生まれ
2022年 京都芸術大学大学院修士課程芸術研究科 修了

御村は、泡沫の香りのように触れられない存在を手に取れる形にすることで、生活の片隅にある変哲もないものが意味を持つ瞬間を描いています。
生活を送る中で、様々な要素が集まってできたその一瞬とそれを見つめる自分が共にあるということを鑑賞者は実感させられます。

ドローイングから生まれる線や筆致をシルクスクリーンでキャンバス上に再現することで、質感の違うレイヤーの重なりが現れます。画面上に現れる様々な質感は、私たちの日常が多くのもので溢れているということを再認識させます。

主な展覧会に、2022年「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2022」（京都府文化博物館別館/京都）、2021年「KUA ANNUAL 2021 irregular reports いびつな報告群と希望の兆し」（東京都美術館/東京）、主な個展に2022年「In the corner of the page」(TEZUKAYAMA GALLERY/大阪)、2021年「御村紗也展 -対話の再現-」(大雅堂/京都)他。
主な受賞歴に、2022年「2021年度 京都芸術大学卒業展 大学院修了展」優秀賞、2021年「シェル美術賞2021」入選、2021年「WATOWA ART AWARD」山本菜々子賞。