mtk+ vol.6 芦川 瑞季×松岡 洋太 / Mizuki Ashikawa×Yohta Matsuoka
mtk+第6回目となる本展覧会では、リトグラフを用いて何気ない日常の断片を接ぐことで、新たな風景を出現させようとする芦川瑞季と、モチーフがその配置によって本来の姿とは違う物になり得るかを探る松岡洋太による2⼈展を開催いたしました。3月5日(土)から3月6日(日)にかけては「ARTISTS’ FAIR KYOTO」のサテライト会場としても、多くの方にご来場をいただきました。
芦川 瑞季
版を用いて「 際限なく可能性が広がる世界で限定して表出するという認識そのもの」としての制作を行っている。 一度きりしか経験し、見ることができなかったがおぼえている、とるに足らない景色や状況を思い起こし、版の表面上で接いでいく。描いたら後ろに戻れない感覚や、 認識を、日常で覚えた認知のずれや矛盾を組み合わせる。表面上でリセットと更新を何度もやり直し、その先にある一枚の紙、黒一色のインクへの刷りに向かう。 一回きりの繰り返しによって発生した画面が、断片が持っていた意味を飛び越え、 新しい全体を見せてくれると期待している。 1994年 静岡生まれ。現在、武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程在学。主な個展に「新世代の視点2021」ギャラリーなつか (東京、2022)、 「気を散らすための日溜り」openletter gallery (東京、2020)、「圏外からの 景色」Tokyo Arts and space Hongo (東京、2019) など。
松岡 洋太
活動初期のライブペイントから始まった松岡の作品はストリートカルチャー と密接に関わり、ペインティングパターンで構成する抽象表現を壁画に応用することで、 ダイナミックで自由な表現を生み出す。近年では、モノクロームの画面に根源的な感覚でオブジェクトを配置する静物画とも言える作品を通して、 モチーフがその配置によって本来の姿とは違う物になり得るのかを探る。 群馬県高崎市出身。多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業。 主な個展に「Before Dawn 」sort-one (東京、2022) 、主なグループ展に 「ENCOUNTER」iwataya (福岡、2021) 、「pop&STREET」西武渋谷 (東京、 2020) 、「pop&STREET」WAG gallery (東京、2020) など。
- mtk+
- mtk+ vol.6 芦川 瑞季×松岡 洋太 / Mizuki Ashikawa×Yohta Matsuoka
- 会期
- 2022/03/03-2022/04/03
- 2022/03/05 - 2022/03/05
- 「ARTISTS’ FAIR KYOTO」サテライト会場
- 参加アーティスト
- 芦川 瑞季、松岡 洋太