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伊藤慶二 展

202508/30
202509/27

《The Earth 広島ー地》 1994 ˝Keiji Ito, Courtesy of Tomio Koyama Gallery Photo by Katsuhiko Kodera

 

MtK Contemporary Artは、2025年8⽉ 30 ⽇(⼟)から9⽉ 27⽇(⼟)にかけて、伊藤慶⼆ 展を開催いたします。

 

伊藤慶⼆(1935-)は、陶、油彩、⽊炭、インスタレーション、コラージュなど、⼿段や素材に捉われず⾃由に、ジャンルを横断するような制作をしています。武蔵野美術学校(現・武蔵野美術⼤学)で油画を学んだ後、岐⾩県陶磁器試験場に籍を置き、陶磁器デザイナーでありクラフト運動の指導者の⽇根野作三との出会いに⼤きな影響を受けました。当初は平⾯での意匠のみ⾏っていましたが、実際の⽴体とのつながりに限界を感じ、⾃らやきもの制作を⼿がけ始めます。そして本格的に陶芸の道に⼊り、陶による造形、オブジェへと、多様なメディウムを取り⼊れながら、軽やかに⾃在にその世界を展開していきました。

多岐にわたる伊藤の創作には、精神、⽣活、社会へのまなざし、そして「⼈間とはいかなる存在か」という⼤きなテーマがあります。今も出⾝地の岐⾩県⼟岐市にて制作活動を続けており、⾃⾝で発⾒した技法やスタイルにとどまらず常に更新される新しい表現は、多くの若い作家達の尊敬を集め指針となり続けています。

現在、岐⾩県現代陶芸美術館で⼤規模な個展「伊藤慶⼆ 祈・これから」、またミラノの現代アートギャラリーkaufmann repettoで個展を開催しており、今年10⽉15⽇より⼩⼭登美夫ギャラリー京橋・六本⽊の両スペースにて、柿傳ギャラリーでも個展を同時開催を予定など、国内外でますます意欲的に発表を続けています。

すでに確固たる評価を得ながらも、安定を求めず常に新しい表現を模索し続ける伊藤慶⼆の姿勢は⼤きな⽀持を得ており、作品は国立工芸館、京都国⽴近代美術館、ホノルル美術館、ニュー・サウス・ウェールズ州⽴美術館、アメリカのエーバソン美術館やMarciano Art Foundationなど数多くの美術館、財団などに収蔵されています。

本展では、新作の陶彫と、布と⽷のコラージュ作品、陶板状の壁掛けの作品を発表予定です。

 

伊藤 慶⼆|Keiji Ito

1935 年、岐⾩県⼟岐市⽣まれ。近年の主な展覧会に、「伊藤慶⼆ 祈・これから」岐⾩県現代陶芸美術館、多治⾒(2025)、「humans and expression」kaufmann repetto milan、ミラノ、イタリア(2025)、「美濃の7つの⼿」草⽉プラザ、東京(2025)、「KEIJI ITO / SAM FALLS / ERIN FALLS / YUTAKA NOZAWA / YASUAKI HAMADA」GALERIE LULLA、カルフォルニア、アメリカ(2025)、「伊藤慶⼆と薫陶を受けた作家たち」樂翠亭美術館、富⼭(2023)などがある。

 

展示会名
伊藤慶二 展
会期
2025/08/30-2025/09/27
開廊時間
10:00-18:00 日曜休廊
*初日8月30日(土)は17:00より開廊いたします。
オープニングパーティー
2025年8月30日(土)17:00-19:00
協力
小山登美夫ギャラリー
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